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単焦点レンズは一眼レフカメラ初心者に最適!特徴とメリット!使い方について

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単焦点レンズとは?

一眼レフカメラのレンズ

単焦点レンズとは文字通りたった1つしか焦点距離がないレンズの事です。
どういう事かというとズームが付いていないレンズだと言えばわかりやすいですね。

一眼レフカメラを始めたばかりの初心者の方や使い慣れていない人にとっては「うわっめんどくさ!」「単焦点レンズってメリットあるの?」
と思う人もいるかもしれません。
しかし写真撮影初心者ほど単焦点レンズをオススメしたいと思いこの記事を書きました。

もしよければ最後まで読んでください。

明るいレンズのメリット

ボケの効いた明るい写真

単焦点レンズの大きな特徴の1つが明るいということ。

明るいレンズとは絞り値(F値)の小さいレンズの事です。
絞り値は「F1.4」「F2」「F2.8」「F4」「F5.6」「F8 F11」「F16」「F32」という風に表記されます。
絞り値を大きくすると絞られてレンズを通る光が少なくなり、絞り値を小さくすると絞りが開かれてレンズを通る光が多くなるんです。

絞り値を大きいとピントの合う範囲(専門用語でいうと被写体深度)が広いですが、絞り値を小さくするとピントの合う範囲(被写界深度)が狭くなります。
この特性については後で紹介します。

要は絞り値の数値を小さくするとボケの効いた一眼レフっぽい写真を撮る事ができるって事なんです!!

今回紹介する「AS-NIKKOR 50mm f/1.4G」の単焦点レンズは絞り値F値f/1.4Gを表しています。

標準レンズだと3.5か4くらい。
かなり明るいということなんです。

光を多く取り込む事のできるレンズは暗いところでもISO感度を上げなくてもボケがよく効きます。

ボケがよく効く

先ほど紹介したF値が小さいとピントの合う範囲が狭くなります。(被写体深度が浅い)
ピントの合う範囲が狭いとボケの効いた写真を撮影することが可能。

被写体以外の背景がぼける事でピントの合った被写体が鮮明に浮かび上がり「映える」写真になります。
「これが一眼レフカメラ!!」
という風な一眼レフカメラの醍醐味を楽しむ事ができるわけです。

商品撮影やポートレートなどで「ボケ」で被写体を印象的に写す事ができるわけなんですよね。

ボケと絞り値の関係

絞り値が大きいほどピントの合う範囲が広くシャープな写真に、逆に絞り値が小さいほどピントの合う範囲が狭く、大きくボケる写真になります。

せっかくの一眼レフカメラなんだからボケを効かせた写真撮影したいです。

でもボケの効いた写真で不便することもあります。
ピントが合わないこと、必要のないところでボケが出てしまう事です。

風景写真でピントがずれて使い物にならない写真になってしまう事もあります。

そういう場合はF値の数値を大きくする事で対応できます。

でも勘違いしてもらいたくないのは、単焦点でない望遠のレンズはボケでもボケのある写真を撮ることができるんです。
単焦点レンズはボケが特別によく効くという意味です。

暗い場所が撮りやすい

朝焼け

光を取り込むことで像を写し出すことができるカメラは明るいレンズで多くの光を取り込むことが可能。
ニコンの場合はAを設定してF値を設定するだけで「シャッタースピード」がより速く設定できます。
「ISO感度」についても必要以上に上げずに済みます。

シャッタースピードが速くなれば、それだけ被写体の速い動きを捉えやすいです。
また光が届きにくい室内や暗めの場所でも、手持ち撮影で手ブレしにくくなったりISO感度を上げずにキレイに撮ることができたりと、明るいレンズは撮影の自由度を上げることができるのです。

ひとつの焦点距離しか持たない単焦点レンズは、ひとつの写り方を追求しているレンズであるともいえます。
そのためよりきめ細かくシャープに撮れたり、ボケもふんわりと美しく撮れたりと、単焦点レンズは描写力に優れたレンズだといわれているのです。
またレンズの収差(写真の周辺に出る写りのゆがみ)が少ないのも特長。
広角レンズで撮った写真も周辺までよりくっきり、キレイに写すことができます。単焦点レンズはよりこだわった画づくりをしたい人にオススメのレンズといえるでしょう。

単焦点レンズで上達するコツ

構図を確認するフォトグラファー

ズームできない自分が動ごいて撮影する

単焦点レンズは写真の上達に一役買うといわれています。

ズームレンズはその場から動かなくても焦点距離を変えて撮ることができます。
一方単焦点レンズは構図を変えたいと思ったら自分が動かなければなりません。

自分と被写体の距離感を考えて撮影するようになります。

あとは取れない構図を諦めます。
別の構図で撮影できないか試行錯誤。

単焦点レンズは、撮影者に「どう撮ろう」という思考を与えてくれるレンズです。

自分の写真を変えたい、もっとうまくなりたいと思ったら、

「その場からただズームして撮ってみる」

という習慣を単焦点レンズで変えてみてはいかがでしょうか。

きっともっと、写真が楽しくなるはずです。

まとめ

焦点距離の数値が小さいほど画角が広く広角になり、数値が大きいほど画角が狭くズームになります。

今回は人間の見た目と同じと言われる50mm単焦点レンズについて紹介しました。

広角、標準、ズームさまざまな単焦点レンズがあります。

標準単焦点レンズ以外でも撮影に使うとレベルアップできるはず!

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