永納山城とは?
永納山城跡は、今からおよそ1300年前に築かれた「古代山城」と呼ばれる城の一つ。
「日本の城は造られた時代によって古代山城、中世山城、近世城と大きく3つに分けられるそうです。
古代山城はその中でも最も古い城です。
古代山城は、2018年現在、西日本を中心に25カ所しか発見されていません。
愛媛県では永納山城1カ所のみ。
四国でも3カ所しか確認されていません。
場所は西条市河原津および今治市孫つわもの衛作周辺。
西条市と今治市境の国道196号線の峠の西側に位置します。
後ほど紹介しますが、登山口は南北に2ヶ所あります。
高縄半島の付け根に位置し、瀬戸内海の要衝である来島海峡を一望できる場所に築かれています。
登山口と頂上までの道
国道196号線側と世田薬師側の二箇所から頂上に登ることができます。
今回は山頂に近い北側から登ってみました。
国道196号線側の登山口は湿原があります。
鷺草で有名な蛇越池が右側にあります。
そこを少し行くと左折します。
小松今治自動車道下をくぐり、左折れして側道の坂道を上り詰めたところに北側の登山口があります。
登山口の手前の側道脇に駐車スペースがあります。
ハンドルを切ってしっかりとパーキングブレーキをかけておいたほうが良いです。
なぜならかなりの坂道だから!
登山口からは眼下に蛇越池と国道196号線が見えます。
天気が良ければ来島海峡大橋も見えそう。
登山口の柵を越えて広い遊歩道を道なりに歩いていきます。
遊歩道を200m余り進むと水平の遊歩道は終点。
ここから山側に折り返して登って行く感じになります。
すごく助かることは案内の矢印がいたるところに設置されています。
よほどのことがない限り迷うことはありません。
さらに登って行くと道前平野が広がり、伊予西条の街並みとその奥に石鎚山脈が連なって遠く赤石、法皇山脈の絶景が広がっています。
山頂の東側を進むと平らに開けた山頂に着きました。
山頂からの景色
山頂には標識はありませんが、図根三角点があります。
図根三角点は国の作成した基本三角点や基準三角点 を利用して国土調査実施機関により作成されているようです。
それが国土調査 の基本になっているようです。
西側には永納山城よりさらに高い世田山、北には桜井海岸、東には小島の浮かぶ燧灘が広がっています。
南には尾根から見た以上に道前平野が眼下に広がり、奥に石鎚山脈、南西には周越の山々の向こうに高縄山塊が連なってぐるり360度の眺望。
ここで360度天体カメラを使わない手はない!
山頂で写真撮影。
残念ながら晴れているにもかかわらず空気が淀んでいて思った通りの写真を撮影できず。
ここから南へ登山道が下っているが世田薬師の有る栴檀寺方面からの南ルートであります。
空気の澄んだ天気の良い日に再挑戦することを誓い、下山しました。
永納山への登山時間は以下の通り。
コースタイム
今治湯ノ浦インターR196 5分→登山口 20分→山頂 15分→登山口
駐車地 登山口 歩行時間 約35分
まとめ
永納山城の近くには世田薬師か今治市朝倉村に登山口のある世田山と笠松山があります。
世田山、笠松山に登山して写真撮影もしてみようと思います。