雑記・考察

縮小するカメラ市場の原因と予想 今後活性化する方法を考えてみた

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ニコンが同日発表した2020年3月期の業績見通しは多くの市場関係者にとって想定外の内容だった。
5月に発表した従来予想から売上高を500億円引き下げて6200億円(前期比12.5%減)に。営業利益も320億円引き下げ、200億円(同75.8%減)を見込むとした。

業績悪化の背景には、台風や顧客の設備投資が遅れたことなどで、半導体とFPD(フラットパネルディスプレー)の露光装置などが含まれる精機事業の売り上げが2021年3月期に後ずれすることがある。精機事業の売上高は前期比195億円減の2550億円になる見通しだ。

だが、業績の下方修正にもっとも影響を与えたのはニコンの主力であるカメラ事業の不振にある。今回の修正で映像(カメラ)事業の業績見通しは、従来予想を250億円引き下げ、前年比で611億円減収の見通しとなった。映像事業の損益は100億円の営業赤字になると見込んでいる。

東洋経済より

カメラ市場縮小の原因

カメラ市場

日本のデジタルカメラの出荷台数は2010年の1億2146万台をピークに、2018年には1942万台と、ピーク時の約10分の1となっています(カメラ映像機器工業会)。

ニコン最大のライバルで業界最大手のキヤノンも、2019年12月期の業績予想は3回も下方修正しているとのこと。

原因はやはりiPhoneをはじめとするスマートフォンの台頭。

日本では2009年にiPhone3GSが発売され、2011年iPhone4sが爆発的大ヒットしたと記憶しています。

「2010年をピークに」とありますが、iPhoneやAndroidOSを搭載したスマートフォンが原因で、デジタルカメラが伸び悩んでいることは明白。

携帯電話にカメラを取り付ける『カメラ付き携帯』という発想をした日本人は本当にすごいなと感心します。

携帯電話についたカメラは気軽に撮影でき、簡単に添付メールを送れるようになりましたね。

昔は『写メール』『写メ』とか言ってましたよね。

そしてスマートフォンが進化することによってインターネット検索をはじめとする「インターネットコミュニケイト」もスマホで時代になりました。

PC離れの原因にもなっています。

かたや一眼レフカメラをはじめとするデジタルカメラは撮影した画像をパソコンに入れる必要があります。(クラウドやスマホ転送機能もありますが・・・)

デジタルカメラで撮影した写真保存に一手間かかってしまうんですよね。

今後のデジタルカメラ市場の予想

カメラ撮影

縮小基調にあるカメラ市場の中でも、ミラーレスカメラは数少ない販売好調製品。

通常の一眼レフカメラと異なり、小型化・軽量化により人気になっています。

2018年の世界出荷台数は一眼レフが前年比約16%減の622万台と減少傾向にあるのに対し、ミラーレスは同約3%増の428万台と増加しています。

ミラーレスカメラがどこまで勢いを保てるか要チェックだと思っています。

通常の一眼レフカメラは一度購入すると、なかなか買い替えしませんよね。

撮影スポットに行けば数多くの一眼レフカメラ所有者がいますが、スマートフォンで撮影する人も多い。

「人気がない」ということですね。

どうすればカメラ市場が活性化するか?

どのような製品やサービスを出せばいいか勝手に考えてみました。

カメラ市場活性化の考察

ミラーレスカメラ

撮影した写真をクラウドに自動転送(スマホとの連携もあり)

Wi-Fiだけでなくクラウド技術でスマートフォンと連携すれば、パソコンを使用する必要がありません。

撮影した写真を気軽にSNSに投稿できたり、友達と共有できるようにすればいいと思います。

動画撮影の充実

一眼レフカメラで動画撮影する人って意外と少ないですよね。

動画撮影の楽しみを伝えたり、撮影したムービーをその場で簡単に共有できるような仕組みがあればいいですね。

技術革新

ミラーレスカメラのように持ち運びしやすい「小型化」「軽量化」というのが課題になってきます。

とくに女性にとって標準レンズを装着した一眼レフカメラでも「重たい」と感じています。

価格を下げる

一眼レフカメラの値段が高いと感じている消費者が非常に多いです。

入門機でもなかなかのお値段がします。

カメラ女子
それならスマートフォンでも問題なし

と考える人が多いです。

もっと価格を下げればもっと市場が活性化すると思うのですが・・・

まぁ、いうのは簡単ですけど。

まとめ

インスタ リポスト

市場活性化の考察については、当ブログ運営者が勝手に言ってるだけなので気にしないでください。

スマートフォンでもいいのですが、とにかく多くの人が「カメラ」「写真」に関われる社会になっています。

その中で一眼レフカメラの立ち位置、どのようにすれば一眼レフカメラ市場が活性化されるか考えてみました。

市場が縮小すれば企業のカメラ部門撤退という危機もはらんできます。

ニコンやキャノンのカメラ市場撤退とかのニュースは聞きたくない!

ぜひ頑張ってもらいたいです!!!

そして当ブログ運営者も一眼レフカメラの楽しさについてももっと記事にしていきたいと思っています!!!

参考:http://www.cipa.jp/stats/documents/common/cr1000.pdf

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