D600リコール問題とは?
D600はニコンの一眼レフカメラ。
35mmフルサイズ(ニコンFXフォーマット)のCMOSセンサーを搭載し、発売当初のボディーのみの実売価格は22万円前後で2012年9月27日発売されました。
発売直後から多くのD600ユーザーから、画像にゴミのようなものが写り込む現象が指摘されました。
ニコンのウェブサイトでは「黒い粒状の像が写り込む現象」と表現されています。
当時、多くのD600ユーザーが事例を報告し、多くの人が不信を抱き、ニコンがどのような対応をするのか不安に感じていました。
この不具合に対し、ニコンは2014年に保証期間を過ぎても往復の送料を含め、点検・清掃などの無償点検・無償修理を実地しました。
「ニコンデジタル一眼レフカメラ「D600」ご愛用のお客様へ」より
また複数回実地しても改善が求められない場合は、D600または同等製品への交換をしてもらえるという対応を取っていました。
ニコンの今までと今後の対応について
2013年からニコンはD600に対し、ローパスフィルターやシャッター、イメージセンサーの無償点検・無償清掃の対応を行ってきましたが、2020年1月10日をもって無償修理・無償対応の終了します。
2019年7月10日に無償修理・無償対応の終了が発表されました。
2020年1月11日以降はニコンの修理規定にしたがって対応するとのこと。
来年から通常の有償対応に切り替わります。
D600ユーザーは今後どのように対応すればいいのか?
D600ユーザーの方の中には『D600』に対し愛着を持っている人も多いと思います。
これらの対応を複数回実施しましても、なお改善が見られない場合には、D600または同等製品への交換をさせていただきます。
参照
ニコンデジタル一眼レフカメラ「D600」ご愛用のお客様へ
通常の有償修理対応になる前に思い切って同等製品に交換してもらえるよう、ニコンに相談してみてはどうでしょうか?
まとめ
画像ゴミ写り込み問題で、一ヶ月に複数回ニコンカスタマーセンターにD600本体を修理依頼しました。
依頼中は手元にカメラがなく非常に寂しい思いをしました。
そこで思い切ってD610への交換依頼をしたところ、私の希望通り交換してもらうことができたんです!
D610を使用してからはゴミの写り込み頻度がかなり下がり、修理依頼の回数が激減しました。
D600リコール問題による無料対応終了まであと少し。
ユーザーの方はD610への無償交換を希望してみることも検討してみてはどうでしょうか?