昨年、いくつかの花火大会に出向いて花火撮影を行いました。
星空撮影、夜景撮影の延長線上のイメージで花火を撮りましたが、なかなかうまくいきませんでした。
うまく撮影できる方法を書籍などで調べました。
自分の備忘録としてだけでなく、花火撮影のやり方を知りたい人のために簡単で基本的なことについて書いていきたいと思います。
花火撮影に必要な機材
まず花火撮影に必要な機材について紹介します。
カメラとレンズは必須になりますね。
一眼レフカメラ、ミラーレスカメラでの撮影になります。
コンパクトデジタルカメラ、通称「コンデジ」で撮影できるかはわかりません。
一眼レフカメラであれば問題なく撮影できます。
三脚とレリーズは撮影時のブレを防ぐために使用します。
上記の二つがないと撮影できません。
ヘッドライトは暗い場所でスムーズに作業するために必要です。
また明るさを抑えるためにNDフィルターがあったほうがいい場合もあります。
花火撮影時のカメラ設定の基本
カメラにレンズ、レリーズを装着し三脚にセットしてから行うカメラの設定は以下の通り。
- 露出モード バブルモード(シャッター速度10秒以上)
- 絞り F11
- ISO感度 100
- 超秒時露光のノイズ低減を「OFF」にする
カメラはマニュアルモードで設定します。
レンズもMFに切り替えて、本体のAFもMに切り替えて撮影を行います。
露出モードを「バブルモード」にすることでシャッターを押してから離すまで撮影が可能になります。
打ち上げ花火の場合は「昇り火」が上がり始めてから花が咲いて火が消えるまでシャッターを押し続けます。
火が消えたところでシャッターを離します。
ピントの合わせ方は無限遠(∞)に合わせ、ライブビューに切り替えてピントを合わせてきます。
昼間に花火の発射する位置をチェックしてから本番に備えた方がいいですね。
花火の呼び名について
- 昇曲導(のぼりきょくどう)
- 昇り
- 火の粉
- 芯
- 先
- 輪
花火には一つ一つ名前がついているそうですね。
知りませんでした。
花火の名前からどんな種類の花火が上がるのか、色や形などがわかるそうです。
参考までに記載しました。
撮影した花火とカメラ設定
2018年に撮影した花火のカメラ設定を紹介します。
焦点距離 48.0mm 絞り値f/10.0 シャッタースピード10 ISO160 明るさ+0.33
焦点距離 48.0mm 絞り値f/10.0 シャッタースピード10 ISO160 明るさ+0.33
焦点距離 48.0mm 絞り値f/4.8 シャッタースピード5.0 ISO100 明るさ-0.33
一番最後は完全に失敗作ですね。
うまくピントがあっていて、咲いた花火を撮影できていたのは基本の設定の通りにしていた場合でした。
まとめ
この記事に書いたようにしっかりと基本を守って今年の夏の花火撮影に臨みたいと思います。
またiPhoneやスマートフォンで綺麗な花火撮影ができないかも検討していきたいと思っています。
花火撮影のさわりのみを記事にしましたが、もっと参考になるサイトを見つけるか下記の書籍で花火撮影について研究してみてください。