先日一眼レフカメラの倍率についての記事を書きました。
一眼レフカメラの望遠レンズの倍率は何倍か?は基準になるセンサーサイズによって違う
コンパクトデジタルカメラやビデオカメラの撮影時に倍率で話される(表記される)ことがほとんどですね。 この倍率について人に説明できなかったので、文字起こしをしてみました。 ぜひ参考にしていただければと思 ...
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その中で35mm換算と焦点距離についても書いていきました。
そのうちの焦点距離について自分が学んだことを書いていきたいと思います。
焦点距離とは?
『焦点距離』はレンズに記載されています。
レンズに記載されている24-120mmという数字が焦点距離です。
100-400mmとか、単焦点レンズだと50mmと書かれています。
- 『〇〇mm』という表記は単焦点レンズ
- 『〇〇 - 〇〇』という表記はズームレンズ
という感じですね。
焦点距離が違うと何がどうなるのか?
焦点距離が変わると『写る範囲(画角)』も変わってきます。
『焦点距離』とは、主点(レンズの光学的な中心点)からセンサー面までの距離のこと。
24mmだと広角に移るし400mmだと遠くの被写体が近くに写ります(望遠)
12mmや24mmという数字を見れば
400mm、600mmという数字なら
と『写る範囲(画角)』をイメージします。
- 焦点距離の数字が小さくなるほど『広く(広角)』
- 焦点距離の数字が大きくなるほど『狭く・大きく(望遠)』
というふうに写ります。
上記のマークがセンサーの位置です。
50mm単焦点レンズの場合、のマークの線から垂直に50mmの場所に主点があります。
焦点距離とはこういうことです。
レンズの種類と違い
レンズの種類を大きく分けるとズームレンズと単焦点レンズに分類されます。
ズームできるのがズームレンズ、ズームできないのが単焦点レンズです。
ズームレンズは撮影者が動くことなく画角を変える(ズーム)できます。
単焦点レンズはズームできないので、撮影者が被写体との距離を変えて画角を変えます。
そして、ズームレンズの中でも大まかに3タイプのレンズに分類されます。
以下の通りです。
広角レンズ
焦点距離が10-35mm程度のレンズで、幅広い景色を写す事ができるレンズ。
街や自然の風景全体を撮影したい時に重宝します。
また星空撮影に利用している人も多いかと思います。
標準レンズ
焦点距離が24-120mm程度のレンズで、人間の視界と同じ視野(画角)のレンズ。
多くの人が利用するのがこの標準レンズです。
標準レンズ1本で、幅広い写真を撮る事ができます。
望遠レンズ
焦点距離が100-300mm程度のレンズで、遠くの被写体を拡大して撮影が可能になります。
運動会や発表会の記念撮影や野鳥などを撮影する際にオススメのレンズ。
タムロン 『100-400mm F4.5-6.3 Di VC USD(ModelA035)』超望遠レンズのレビュー
望遠レンズを購入した動機 先日望遠レンズを購入しました。 購入したレンズはTAMRON 超望遠ズームレンズ 100-400mm F4.5-6.3 Di VC USD キヤノン用 フルサイズ対応 A03 ...
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『標準』は焦点距離が50mm?
一般的に『焦点距離50mm(35mmフィルム換算)のレンズ』の写る範囲は、自分の目で見ている範囲とほぼ同じと言われています。
詳しくはこちらから。
一眼レフカメラの望遠レンズの倍率は何倍か?は基準になるセンサーサイズによって違う
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まとめ
ちょっと知っておくとためになる焦点距離のお話でした。
カメラをある程度使いこなせるようになると、好みの焦点距離、「好きな焦点距離」というものができてきます。
人に「個性」があるように、焦点距離の好みにも個性があります。
広角が好きな人、標準が好きな人、望遠が好きな人。
また、広角の中でも12mmが好きな人、24mmが好きな人もいます。
望遠の中でも300mmが好きな人、400mmが好きな人も。
さまざま。
同じ場所から違う人が撮った焦点距離の違う写真を見るだけでも勉強になります。
好きな焦点距離で写真撮影するだけでなく、いつもと違う焦点距離で撮影して見るとか、カメラ撮影をより楽しむための工夫をして見るといいかもしれません。