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2018年、平成最後のふたご座流星群。
極大日である12月14日の夕方には雨も降り出し
と諦めていました。
しかし身支度を整え午後10時に外に出ると、星がしっかりと見えました。
所々に雲がかかり星が見えづらいですが、オリオン座もキレイに見えます。
今回12月13日、14日両日に一眼レフカメラを使って、このようなタイムラプス動画を撮影しました。
この動画を撮ってわかった流れ星のタイムラプス撮影のコツについて書いていきます。
タイムラプス撮影とは
タイムラプスとは、「時間の経過」を意味する英語「time lapse」から来ています。
その名前の通り時間が経過する様子を早回しで見ることで、そのようなことができる動画を「タイムラプス動画」、またそのような動画を撮影することを「タイムラプス撮影」といいます。
タイムラプス動画を撮影するには微速度撮影を行いました。
この記事では微速度撮影のことを「タイムラプス撮影」と書いていきます。
https://cameragakari.com/interval-slow-speed-shooting-compare/
最初に紹介した動画を比較してもらえばわかりますが、暗いのとタイムラプスが早いのが気になります。
続いてタイムラプス撮影のコツについて書いていきます。
タイムラプス撮影のコツ
カメラの設定
以下のような設定を行い撮影しました。
12月13日の撮影
- F値3.5
- シャッタースピード10〜15秒
- ISO感度100〜400
12月14日の撮影
- F値3.5
- シャッタースピード10〜20秒
- ISOは3200〜4000
見ていただければわかったと思いますが、12月13日と14日のムービーでは明るさが違います。
ISOの値が14日の方が高いんですね。
タイムラプス撮影ではシャッタースピードがなるべく早くなるように6〜15秒の間にしてISO感度は3200以上で高く設定した方がはっきりと星が見えます。
たしかに画像は粗くなってしまいますが、星空が映らなければ何の意味もありません。
撮影間隔の考え方については間違った理解をしていました。
別記事にて解説していますが、シャッタースピード15秒で撮影間隔を3秒にしたい場合,
撮影間隔の時間は「18秒」に設定しなければいけません。
シャッタースピードより長い時間を設定しないとエラーで撮影できばい場合もあるとか。
注意してください。
撮影時間
撮影時間が短ければタイムラプス動画の時間も短くなります。
シャッタースピードが15秒で間違った撮影間隔を設定し、20分程度撮影を行なった結果、再生時間がわずか1秒となってしまった動画もありますorz。
短くても撮影時間は1時間、通常は3時間くらいは欲しいところです。
そして少しでもタイムラプスの速度を遅くするにはシャッタースピード(撮影間隔)を短くします。
星空撮影で光を取り込むにはシャッタースピードを遅くするのが基本設定ですが、ISO感度を上げたり明るさ設定を上げるなどして、少しでもシャッタースピードと撮影間隔を短くするように設定すればもう少し動画のスピードが遅くなります。
タイムラプス撮影での注意点
撮影終了と撮影開始の間の撮影間隔はシャッターが閉じた状態で撮影されていません。
この間は流れ星を撮影できません。
撮影間隔は短くしておいた方がよいです。
撮影間隔は最低でも2〜3秒は必要とのこと。
もう一点は一度撮影を始めるとカメラは固定されます。
よく考えてカメラを設置してください。
私の場合、一時間ごとにカメラの位置を変更しながら撮影すればよかったですね。
まとめ
通常の星空撮影は以下のような設定をしています。
- ISO100〜400
- F値は最小の単位
- シャッタースピードは10〜30
流れ星(星空)タイムラプス撮影ではISO感度3200以上の方がおすすめです。
ISO400だと星が見えづらいです(シャッタースピードも関係しますが)。
画質が粗くなりますが、星を際立たせるためには、やはりISO感度を高めに設定した方がよいことがわかりました。
三大流星群と呼ばれる「夏のペルセウス座流星群」「年明けのしぶんぎ座流星群」「ふたご座流星群」やそれ以外の流星群にもこの経験を生かしていきたいと思っています。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。