まとめ

一眼レフカメラのインターバル撮影と微速度撮影の違い

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当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございます。

先日2018年12月13日、14日にふたご座流星群の大発生のカメラ撮影を行いました。
とくに12月14日は「極大日」と呼ばれる流星群の大発生日。

そこで写真撮影を行なったのですが、いろいろと問題発生!!

行なった撮影法は「通常の星空撮影(単発)」「インターバル撮影」「微速度撮影」。

通常撮影はVR(手ブレ補正)、AF(オートフォーカス)をオートからマニュアルに設定し目標の星、夜空に向かって撮影する方法。

インターバル撮影と微速度撮影は自動連続で行う撮影を行いました。

名前(名称)とどのような違いがあるかわかりづらく、最初の頃は戸惑いました。

最近ようやく慣れてきたところ。

そこでインターバル撮影と微速度撮影の違いについて解説します。
また今まで気づかなかったインターバル撮影、微速度撮影とも注意点についても解説していきます。

インターバル撮影とは?

インターバル撮影 比較明合成

インターバル撮影とは、設定した一定の間隔で連続して写真撮影を行うことです。

たとえば、「シャッター速度20秒を5秒間隔で100枚撮影」みたいな感じ。

一昔前のものはわかりませんが、現在発売されている一眼レフカメラのほとんどはインターバル撮影機能が内蔵されているはず(APS-C以上の一眼レフカメラ)。

インターバル撮影した画像はPhotoPhopなどの画像加工ソフトの比較明合成機能を利用して複数枚の写真を一枚の写真にまとめたり(多重露出)、動画編集ソフトでタイムラプス動画に編集することが可能。

詳しくはこちらの記事を作成しました。

一眼レフカメラのインターバル撮影と比較明合成やタイムラプス動画など撮影後の編集加工

インターバル撮影のメリット

インターバル撮影で撮影された写真(画像)はさまざまな加工が可能。
インターバル撮影で撮影した複数枚の写真を重ね合わせて、一枚の写真にする方法や同じ複数枚の写真を順番に置いて表示時間を短縮するとタイムラプス動画が作成できます。
PhotoShopなどの写真編集・加工ソフトやiMovieやFinal Cut Pro、Adobe Premiere Proなどの動画編集ソフトが必要になります。

インターバル撮影は汎用性があります。

インターバル撮影のデメリット

カメラに装着したSDカードなどのメディアの容量が大きくなります。

長時間インターバル撮影で撮影した画像は、何百枚・何千枚になります。

撮影した画像のせいでカメラのメディアを圧迫し、出先で容量がいっぱいになり撮影できなくなる可能性も。
またPCやMacに保存する際にも容量が大きくなってしまいます。

微速度撮影とは?

微速度撮影とは、数秒~30秒に1コマ程度の画像を撮影し、それを繋げて動画にする手法です(バルブ撮影でもっと長い時間の撮影も可能)。

簡単に言えばカメラの機能を利用して、インターバル撮影を自動で動画に編集する機能ですね。

微速度撮影で作成された動画は「mov」という拡張子で保存されます。
jpegやRAW画像としては残りません。

メリット

撮影後はmovとして記録されます。
わざわざ編集しなくても自動でタイムラプス動画で保存されます。
データ量が圧迫されることはありません。

デメリット

撮影した画像が残らない。
インターバル撮影だと撮影した写真の中からキレイな写真をピックアップしてSNS投稿できます。

一方、微速度撮影した場合は動画として記録されます。
写真として保存されていないので、徹底的瞬間の画像もデータとして残っていないんです。

インターバル撮影・微速度撮影の注意点

インターバル撮影・微速度撮影とも撮影間隔について注意が必要です。

5秒の間隔を空けるから、撮影間隔5秒としてしまうとうまく撮影できません。
間違いです。
撮影間隔とは「撮影開始から撮影開始」の時間。
シャッター速度15秒+5秒で撮影したい場合の撮影間隔は、20秒に設定すればよいとのことです。
考え方がめっちゃムズいです。

インターバル撮影の時間間隔

インターバル撮影はシャッタースピードと撮影間隔を足した時間で、撮影間隔はシャッタースピードよりも長い時間に設定する必要があります。

インターバルタイマー撮影についてのご注意
撮影間隔は、想定されるシャッタースピードに1回の撮影コマ数を掛けた値よりも長い時間を設定してください。
実際のインターバルタイマー撮影には、インターバル時間の他、シャッタースピードやカメラが処理を行う時間などが含まれます。
撮影間隔が充分な長さに設定されていない場合は、設定した撮影間隔で撮影できず、その回の撮影がキャンセルされることがあります。

撮影間隔の時間はシャッターが閉じた状態で撮影されません。

また、短くても2〜3秒間はシャッターが閉じているので0秒や1秒を設定するために15秒のシャッタースピードで15秒や16秒という設定にしてもうまくいきません。

インターバル撮影では撮影間隔は2〜3秒は開ける必要があります。

まとめ

同じ場所(構図)を続けて数時間撮影する場合に動画に編集するか写真を重ね合わせて合成写真にするか決めている場合、カメラの設定をそれぞれ「微速度撮影」や「多重露光」にして撮影することをおすすめします。

もし撮影した写真をどのように処理するか決めていない場合、とりあえずインターバル撮影を行っておけば、後でパソコンから編集・加工が可能です。
時間がかかってしまうかもしれませんけど・・・

どちらで撮影するかは人それぞれです。

Nikonカメラのインターバル撮影と微速度撮影の違いがわからなかった方、どのような違いがあるのか変わらなかった人にお役に立てれば嬉しいです。

以上、Nikon一眼レフカメラD600を例に、インターバル撮影と微速度撮影の違いについて紹介しました。

最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。

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